個人向けファクタリングとは?

個人向けファクタリングとは?

個人向けファクタリングとは?

「お金が足りないけど、給料日はまだ先」「急な出費で、どうしてもお金が必要」「ブラックリスト者だけど、どこか借りれるところはないか」と困っている場合は、個人向けのファクタリングを利用するという選択肢もあります。

 

ファクタリングは、次に入ることが約束されている給料を“債権”として、ファクタリング会社へ譲渡することで、給料の前借りという形で資金を調達できるものです。そのため、ブラックリスト者で消費者金融を利用できない人でも、お金を借りれることになります。それでは、ファクタリングについて詳しく説明します。

 

個人向けファクタリングは、売掛債権を使って資金調達する一般的なファクタリング取引と同じ仕組みです。個人向けファクタリングにも取引方法は、2社間取引と3社間取引の2つありますが、おすすめなのは2社間取引です。

 

2社間取引の仕組みは次の通りです。

 

1、給料債権をファクタリング会社に譲渡します。ここで、勤務先の経営状況が審査されます。

 

2、給料債権の80%~90%の買取率で入金されます。

 

3、勤務先から給料日に給料が入金されます。

 

4、ファクタリング会社へ給料を送金します。

 

このように、「利用者」と「ファクタリング会社」の2社の間で取引が行われるのが2社間取引です。勤務先への審査は側面調査が行われるので、ファクタリングを利用していることを勤務先に知られることはありません。

 

次に、3社間取引の仕組みです。

 

1、給料債権をファクタリング会社へ譲渡します。

 

2、勤務先に給料債権譲渡の通知が送付され、承諾を得ます。

 

3、給料債権の90%~95%の買取率で入金されます。

 

4、給料日に給料をファクタリング会社へ送金します。

 

3社間取引では、「利用者」「ファクタリング会社」「勤務先」の3社の間で取引が行われ、勤務先にファクタリングの利用を知られてしまいます。そのため、会社からの信用が失われる可能性もあります。ただ、ファクタリング会社側の未回収リスクは減るので、2社間取引よりも手数料が安くなります。

 

では、個人向けファクタリングの手数料はどのくらいかかるのでしょう?2社間取引の場合は15%~20%で、3社間取引の場合は5%~10%です。このように、ファクタリングは消費者金融のカードローンやキャッシングと比較すると割高になっています。給料債権は回収の見込みが高い債権ですが、利用できるのは“給料”だけなので、高くても50万円前後です。少額の取引となるので、手数料を割高に設定しているのです。メリットの多いファクタリングですが、手数料は安くないので、利用する前にしっかりと頭に入れておきましょう。